
公開日 2013/02/01 130分
アクション俳優として年齢を隠せなくなったトム・クルーズだが、そのプロデュース力は衰えを見せない。
いかにもハリウッド映画らしい娯楽作で、ハイレベルな作品といえる。
ただ、このような作品を見続けてきた人にとっては、マンネリ感は否めないだろう。
10億の興業成績は、「トム・クルーズ印であってもここまで」なのか、「だから、ここまで」なのか・・・。
トム・クルーズ以外は地味なキャストだが、リアル感を出すには返って好ましく思える。
ヒロインもトム・クルーズ作品としては相変わらずの「?」が付く、華がないキャスティングだが、弁護士に見えるという意味では相応しいと思う。
今や老境のロバート・デュヴァルは、トム・クルーズの若々しさを引き出すことよりも、同じく歳を取ったなぁと思わせてしまった。
不死身なスーパーアクショではない作品だけに、リアルさは生命線だろう。
それぞれのシーンのBGMを次のシーンに被せながらの場面転換を多用する演出が気になったが、緊張感を保った演出は悪くはない。
原題は『JACK REACER』。
主人公の名前なのだが、作品の半ばまでは「世界の警察」を標榜する現代アメリカを象徴するような物語かと思った。
だが、実際はそうではなく、単純なアクションとして観たほうがいい。
ラストの決着で、何故『アウトロー』なのかがよく解る。
目新しさはないものの、暇潰しに観るには十分に楽しめる作品だ。
原題 JACK REACHER
製作国 アメリカ
製作 Mutual Film Company
製作 Paramount Pictures
製作 Skydance Productions
配給 Paramount Pictures
監督 クリストファー・マッカリー Christopher McQuarrie
製作 トム・クルーズ Tom Cruise
製作 ドン・グレンジャー Don Granger
製作 ポーラ・ワグナー Paula Wagner
製作 ゲイリー・レヴィンソン Gary Levinsohn
製作総指揮 ジェイク・マイヤーズ Jake Myers
製作総指揮 ケン・カミンズ Ken Kamins
製作総指揮 ケヴィン・J・メシック Kevin J. Messick
製作総指揮 デヴィッド・エリソン David Ellison
製作総指揮 デイナ・ゴールドバーグ Dana Goldberg
製作総指揮 ポール・シュウェイク Paul Schwake
原作 リー・チャイルド "
Lee Child"
脚本 クリストファー・マッカリー Christopher McQuarrie
撮影 キャレブ・デシャネル Caleb Deschanel
プロダクションデザイン ジェームズ・ビゼル James Bissell
衣装デザイン スーザン・マシスン Susan Matheson
音楽 ジョー・クレイマー Joe Kraemer
出演 トム・クルーズ Tom Cruise
出演 ロザムンド・パイク Rosamund Pike
出演 リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins
出演 デヴィッド・オイェロウォ David Oyelowo
出演 ヴェルナー・ヘルツォーク Werner Herzog
出演 ジェイ・コートニー Jai Courtney
出演 ロバート・デュバル Robert Duvall