キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

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公開日 2014/02/22  103分


★★★★★★ 6.0


前作は私の2011年のホームシアター鑑賞の1位だ。
今や氾濫している「コミックもの」だが、これまでの多くの作品がスケールを大きくすることでしか目新しさを表現できなかったパターンを覆す痛快作だった。
所謂「コミックもの」では、舞台設定とキャラクターが作品を支えるているのが殆んどだが、前作ではそのキャラクター、ニコラス・ケイジ=ビッグダディ、クロエ・グレース・モレッツ=ヒットガールが作品を支えていた。
今回はその一角のニコラス・ケイジがいないのが辛い。
とはいえ、クロエ・グレース・モレッツは、子供からティーンへと成長し、前作とは違った魅力を炸裂させている。
私的には、もうこれが作品の命と言ってもいいくらいだ。

さてその内容といえば、前作のヒットの恩恵からか、第2弾らしいスケールアップを見せてくれる。
ただまあ、シリーズものでは、スケールアップが失敗の要因になることはままあることなのだが。
ジム・キャリーの登場など本当にビミョーだ。
報復の応酬では暴力は無くならないどころか拡大していく様子や、私的な暴力がやがて紛争や戦争じみていく様子を見せたかったのだろうか。
とにかく集団での戦闘に移行したことは、個人的には面白くなかった。
何だか集団での喧嘩に見えてしまう。
類を見ない際立った個性がすべてな作品において、更に新たにマザーロシアなどの強烈なキャラクターが登場し、個性の乱立した結果、かえって個々の色を薄めてしまった気がする。

エンドロールの後に1シーンあるので、お見逃しなく。
さて、第3弾はあるのか?

原題  KICK-ASS 2

製作国 イギリス
製作 Universal Pictures
製作 Marv Films
製作 Plan B Entertainment
配給 東宝東和

監督 ジェフ・ワドロウ Jeff Wadlow
製作 マシュー・ヴォーン Matthew Vaughn
製作 アダム・ボーリング Adam Bohling
製作 タルキン・パック Tarquin Pack
製作 デヴィッド・リード David Reid
製作総指揮 マーク・ミラー Mark Millar
製作総指揮 ジョン・S・ロミタ・Jr John S. Romita Jr.
製作総指揮 スティーヴン・マークス Stephen Marks
製作総指揮 クローディア・シファー Claudia Schiffer
製作総指揮 ピエール・ラグランジェ Pierre Lagrange
製作総指揮 トレヴァー・デューク・モレッツ Trevor Duke-Moretz
原作 マーク・ミラー Mark Millar
原作 ジョン・S・ロミタ・Jr John S. Romita Jr.
脚本 ジェフ・ワドロウ Jeff Wadlow
撮影 ティム・モーリス=ジョーンズ Tim Maurice-Jones
プロダクションデザイン ラッセル・デ・ロザリオ Russell De Rozario
衣装デザイン サミー・シェルドン Sammy Sheldon
編集 エディ・ハミルトン Eddie Hamilton
音楽 ヘンリー・ジャックマン Henry Jackman
音楽 マシュー・マージェソン Matthew Margeson

出演 アーロン・テイラー=ジョンソン Aaron Taylor-Johnson
出演 クリストファー・ミンツ=プラッセ Christopher Mintz-Plasse
出演 クロエ・グレース・モレッツ Chloe Grace Moretz
出演 ジム・キャリー Jim Carrey
出演 モリス・チェスナット Morris Chestnut
出演 リンジー・フォンセカ Lyndsy Fonseca
出演 リンディ・ブース Lindy Booth