50/50 フィフティ・フィフティ

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公開日 2011/12/01  100分


★★★★★★ 6.0


いわゆる「難病」ものだが、サラッと見せるところが、いかにもハリウッド映画らしい。
コメディではないが、ユーモアがふんだんに散りばめられている。
抗がん剤治療を始めて、頭を剃るシーンでさえ笑わせる。

彼女との別れや、家族とのいき違いなど、深刻な悩みを抱えながらの闘病生活はいかにも重い。
しかし、ブレイス・ダラス・ハワード、こんな役回りがやけに多くないか?まあ、似合ってるけど。
病気を楯にとってのナンパ、同様の病人やカウンセラーとの心の交流を織り混ぜながらも過ぎていく時間を刻々と描いていく。

深刻な病に侵されながらも、病院へと一人でバスで通う倹しさや切なさは、個人的に胸にくるものがあった。
ラストはやはりこうなるのか。ていうか、こういう着地しかないか…、と思わせるところが難しいのが、この映画のテーマだ。
とはいえ、邦画でやると必ず隠々滅々としてしまう主題を、このように描けるハリウッドの土壌の自由さを思わずにはいられない。

原題  50/50

製作国 アメリカ
製作 Mandate Pictures
製作 Point Gray
配給 アスミック・エースエンタテインメント

監督 ジョナサン・レヴィン Jonathan Levine
製作 エヴァン・ゴールドバーグ Evan Goldberg
製作 セス・ローゲン Seth Rogen
製作 ベン・カーリン Ben Karlin
製作総指揮 ネイサン・カヘイン Nathan Kahane
製作総指揮 ウィル・ライザー Will Reiser
脚本 ウィル・ライザー Will Reiser
撮影 テリー・ステイシー Terry Stacey
プロダクションデザイン アニー・スピッツ Annie Spitz
衣装デザイン カーラ・ヘットランド Carla Hetland
編集 ゼン・ベイカー Zene Baker
音楽 マイケル・ジアッキノ Michael Giacchino

出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット Joseph Gordon-Levitt
出演 セス・ローゲン Seth Rogen
出演 アナ・ケンドリック Anna Kendrick
出演 ブライス・ダラス・ハワード Bryce Dallas Howard
出演 アンジェリカ・ヒューストン Anjelica Huston
出演 マット・フルーワー Matt Frewer
出演 フィリップ・ベイカー・ホール Philip Baker Hall
出演 サージ・ホード Serge Houde