公開日 2010/01/09 96分
期待以上に面白かった。
男目線のラブコメ自体、数少ないと思うのだが、それだけでなく、よくできていると思う。
単なる恋愛遍歴の話ではなく、男子の普遍的な成長物語なのだ。
男子のありがちな恋愛観をうまく表現できている。
確かにまあ、男って恋愛に運命的なものを感じてしまうものだよなぁ。
それに、どこかフツーではない、変わってる娘に魅力を感じたりするのもよく分かる。
自分にない魅力ってやつ。
そんな娘に惚れようものなら、平凡な周囲には目がいかないよなぁ…ってのも解る。
このように男なら誰もがニヤニヤと共感できる場面の数々が懐かしくもあり楽しい。
「期待」と「現実」をパラレルで見せる手法など分かりやすい表現も、ベタだがこの作品には適していると思う。
だが何よりもこのラストがなければ、共感と感情移入しやすいただのラブコメで終わっただろう。
偶然を運命と解した彼女に対して、出逢いを偶然と理解した主人公。
その転換点が本当の別れになり、人としての成長へと繋がるのだ。
サマーからオータムへの繋がりさえ偶然と思えるようになった彼の一瞬の表情が素晴らしい。
ラストで初めてSUMMER=夏という意味を持たせたラストも巧い。
原題 (500) DAYS OF SUMMER
製作国 アメリカ
製作 Fox Searchlight Pictures
配給 20世紀フォックス映画20th Century Fox
監督 マーク・ウェブ Marc Webb
製作 マーク・ウォーターズ Mark Waters
製作 ジェエシカ・タッキンスキー Jessica Tuchinsky
製作 メイソン・ノヴィック Mason Novick
製作 スティーヴン・Ｊ・ウルフ Steven J. Wolfe
脚本 スコット・ノイスタッター Scott Neustadter
脚本 マイケル・Ｈ・ウェバー Michael H. Weber
撮影 エリック・スティールバーグ Eric Steelberg
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ローラ・フォックス Laura Fox
衣装デザイン ホープ・ハナフィン Hope Hanafin
編集 アラン・エドワード・ベル Alan Edward Bell
音楽 マイケル・ダナ Mychael Danna
音楽 ロブ・シモンセン Rob Simonsen
出演 ジョセフ・ゴードン＝レヴィット Joseph Gordon-Levitt
出演 ゾーイ・デシャネル Zooey Deschanel
出演 ジェフリー・エアンド Geoffrey Arend
出演 マシュー・グレイ・ガブラー Matthew Gray Gubler
出演 クロエ・グレース・モレッツ Chloe Grace Moretz
出演 クラーク・グレッグ Clark Gregg
出演 レイチェル・ボストン Rachel Boston
出演 ミンカ・ケリー Minka Kelly
出演 パトリシア・ベルチャー Patricia Belcher