モールス

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公開日 2011/08/05  116分


★★★★★ 5.0


『ぼくのエリ』のハリウッド版リメイク。
舞台はスウェーデンからアメリカに移される。
物語はほぼオリジナル通り。

冒頭に衝撃的な謎を提起するなどして、構成に起伏を持たせたり、主人公の父親や殺された男の仲間を省くなどして展開を集約しているのは、ハリウッドらしいが、好みの別れるところでもあろう。
観客を掴むエピソードを冒頭に配置したことで、物語の端緒が過去から過去に飛ぶという構成になってしまった。
「2週間前(Two Weeks ago)」というテロップがでたときには、冒頭のエピソードの2週間前なのか、今の2週間前なのか判らずに戸惑った。
それに時代設定を数十年前にした意図が解らない。
現代では少年の一人旅は難しいからだろうか。

注目の子役、クロエ・グレース・モリッツは、その女の子らしい可愛らしさが、逆効果な印象だ。
オリジナル作品の中性的な子供の方が、ヴァンパイアには向いていると思う。

何百年も前から続く、ヴァンパイアを生き長らえさせる生け贄的な恋の連鎖。
その切ないテーマをあからさまに描くところがハリウッドだなと思う。
CGは格段に上だし、こういった表現もありだなと思う。
こちらの方が好みだと言われても大きく反論はしない。
私はオリジナルの方が好みだが。

原題  LET ME IN

STAFF NAME ORG
製作国 アメリカ
製作 Overture Films
製作 Exclusive Media Group
製作 Hammer Film Productions
製作 EFTI
配給 アスミック・エースエンタテインメント

監督 マット・リーヴス Matt Reeves
製作 サイモン・オークス Simon Oakes
製作 アレクサンダー・イヴ・ブルナー Alexander Yves Brunner
製作 ガイ・イースト Guy East
製作 トビン・アームブラスト Tobin Armbrust
製作 ドナ・ジグリオッティ Donna Gigliotti
製作 ジョン・ノードリング John Nordling
製作 カール・モリンデル Carl Molinder
製作総指揮 ナイジェル・シンクレア Nigel Sinclair
製作総指揮 ジョン・プタク John Ptak
製作総指揮 フィリップ・エルウェイ Philip Elway
製作総指揮 フレドリク・マルンベリ Fredrik Malmberg
原作 ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト John Ajvide Lindqvist
脚本 ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト John Ajvide Lindqvist
脚本 マット・リーヴス Matt Reeves
撮影 グレイグ・フレイザー Greig Fraser
プロダクションデザイン フォード・ホイーラー Ford Wheeler
衣装デザイン メリッサ・ブルーニング Melissa Bruning
編集 スタン・サルファス Stan Salfas
音楽 マイケル・ジアッキノ Michael Giacchino

出演 コディ・スミット=マクフィー Kodi Smit-McPhee
出演 クロエ・グレース・モレッツ Chloe Grace Moretz
出演 イライアス・コティーズ Elias Koteas
出演 リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins
出演 サーシャ・バレス Sasha Barrese
出演 ディラン・ケニン Dylan Kenin
出演 クリス・ブラウニング Chris Browning
出演 リッチー・コスター Ritchie Coster