それでも恋するバルセロナ

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公開日 2009/06/27  96分


★★★★★ 5.0


舞台をバルセロナに移したというだけで、アメリカでのウディ・アレン作品と何ら変わることはない。
恋愛好き、芸術好き、主要人物がインテリなのも変わらない。
多作なアレンだけに、この作風には食傷気味なのだが、並外れて面白いのも間違いない。
ハビエル・バルデムを個性的に登場させながら、それを凌駕するペネロペ・クルスの人物造形の面白さ。
後から後からアクの強い人物が登場してくる面白さに比して、色褪せていくスカーレット・ヨハンソンは割りを喰ってしまって気の毒。
作品の基準線であり、安定した役柄のレベッカ・ホールは、旨味もなく難しい役柄を無難にこなしている。
ウディ・アレンのホームタウン、ニューヨークとは異なり、強い陽射しと乾いた空気が上手く表れている。
芸術と情熱の国に憧れてしまう作品だ。

原題  VICKY CRISTINA BARCELONA

STAFF N製作国 スペイン
製作国 アメリカ
製作・配給 アスミック・エース

監督 ウディ・アレン Woody Allen
製作 レッティ・アロンソン Letty Aronson
製作 ギャレス・ワイリー Gareth Wiley
製作 スティーヴン・テネンバウム Stephen Tenenbaum
製作総指揮 ハウメ・ロウレス Jaume Roures
脚本 ウディ・アレン Woody Allen
撮影 ハビエル・アギーレサロベ Javier Aguirresarobe
美術 アラン・バイネ Alain Baine
衣装デザイン ソニア・グランデ Sonia Grande
編集 アリサ・レプセルター Alisa Lepselter

出演 ハビエル・バルデム Javier Bardem
出演 ペネロペ・クルス Penelope Cruz
出演 スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson
出演 レベッカ・ホール Rebecca Hall
出演 パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson
出演 ケヴィン・ダン Kevin Dunn
出演 クリス・メッシーナ Chris Messina