サブウェイ123 激突

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公開日 2009/09/04  105分


★★★★ 4.0


『サブウェイ・パニック』のリメイク。
オリジナル版は、パニック映画でもないのに、パニック映画ブームに便乗したタイトルを付された。
当然パニック映画目当ての観客には受けず、キャストも地味で、たいしたヒットもしなかったものの、隙のないサスペンス・アクションとしては評価の高かった作品だ。

今回はトニー・スコット監督。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの2大俳優による駆け引きと派手なアクション作品へと変貌している。
原作とはかなり趣が変わっているが、本作単体として観れば、それはそこそこ面白い。
原作との比較されるのは仕方がないが、好みによって評価は大きく変わるだろう。
本作には意味のない筋が幾つかあって、犯人がインターネット回線を繋いだために、地下鉄車内で使っていたモバイルPCが復旧するというシーンなどは、ネットが離ればなれの恋人同士の頼みの綱としてみても、全くといっていいほど効いていない。
ソニー・ピクチャーズがVAIOの宣伝のために登場させたという噂もあるほどだ。(確かに広告宣伝シーンは多い)
巧妙な計画を目論んだ犯人にしては、後半からどんどん間抜けになっていくのが惜しい。
どんでん返し的にピシッと纏めた原作に比べると決着がゆるい。
スタッフ、キャストから期待したのだが、やはりムラのある監督らしく、リメイクとして出色の出来とはいい難い。

原題  THE TAKING OF PELHAM 1 2 3

製作国 アメリカ
製作 Scott Free Productions
製作 Escape Artists
配給 ソニーピクチャーズエンターテインメント

監督 トニー・スコット Tony Scott
製作 トッド・ブラック Todd Black
製作 トニー・スコット Tony Scott
製作 ジェイソン・ブルメンタル Jason Blumenthal
製作 スティーヴ・ティッシュ Steve Tisch
製作総指揮 バリー・ウォルドマン Barry Waldman
製作総指揮 マイケル・コスティガン Michael Costigan
製作総指揮 ライアン・カヴァナー Ryan Kavanaugh
原作 ジョン・ゴーディ John Godey
脚本 ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
撮影 トビアス・A・シュリッスラー Tobias A. Schliessler
プロダクションデザイン クリス・シーガーズ Chris Seagers
衣装デザイン レネー・アーリック・カルファス Renee Ehrlich Kalfus
編集 クリス・レベンゾン Chris Lebenzon
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ Harry Gregson-Williams

出演 デンゼル・ワシントン Denzel Washington
出演 ジョン・トラヴォルタ John Travolta
出演 ジョン・タートゥーロ John Turturro
出演 ルイス・ガスマン Luis Guzman
出演 マイケル・リスポリ Michael Rispoli
出演 ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini