バウンティフルへの旅

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公開日 1987/04/17  106分


★★★★★ 5.0


おばあちゃんのロード・ムービー。
老人のロード・ムービーには切ない題材が多いが(ハリーとトント、ストレイト・ストーリー)、この作品も同様で、旅の目的は「自分の生まれ育った故郷に帰る」こと。
オープニングに描かれる美しい故郷の風景は、既に胸の中にしか存在しないことを暗示する。
ロードムービーなので、旅のエピソードの構成になっているが、街を出るまでの過程が長過ぎるため、旅が十分に描けていない。
身内を振り切ることも大きな要素ではあると思うが、もう少し端的に描いて、旅の過程に重点を置いて欲しかった。
人の優しさと惨さ、時の流れと老いの残酷さを描きつつも、老人でありながらも、歯向かいまた受け入れる、そんな様々をこの作品はやはり切なく描写している。

原題  THE TRIP TO BOUNTIFUL

製作国 アメリカ
製作・配給 ヘラルド・エース
製作・配給 日本ヘラルド映画

監督 ピーター・マスターソン Peter Masterson
製作 スターリング・ヴァン・ワーゲネン Sterling Van Wagenen
製作 ホートン・フート Horton Foote
製作総指揮 サム・グロッグ Sam Grogg
製作総指揮 ジョージ・ヤネッフ George Yaneff
原作 ホートン・フート Horton Foote
脚本 ホートン・フート Horton Foote
撮影 フレッド・マーフィ Fred Murphy
音楽 J・A・C・レッドフォード J.A.C. Redford

出演 ジェラルディン・ペイジ Geraldine Page
出演 ジョン・ハード  John Heard
出演 レベッカ・デモーネイ Rebecca DeMornay
出演 カーリン・グリン Carlin Glynn
出演 リチャード・ブラッドフォード Richard Bradford