
公開日 1966/09/23 100分
子供の頃、ワクワクして観たものだ。
『インナー・スペース』の先駆。(本作でもインナー・スペース=内なる宇宙という台詞は多用される)
『ミクロの決起圏』、子供心にもいいタイトルだ。
今観るとさすがにディレールは古くチープだが、それでも十分楽しむことができた。
患者の頭の周りに配された小さなレーダーなど思わず笑ってしまうけど。
今はCTスキャン、MRIだしねぇ。
また「何でそこにアリがいるねん!」と突っ込みも入れてしまうけど。
極小化された人間から、小さなものにも命があることをどうしても言いたかったんだろう。(突っ込みどころは結構多い)
とは言いつつ、悪役の背景などはバッサリ切り捨て、体内の冒険に特化した内容は、時間的にも引き締まって緊張感が持続できるし、子供の頃に『うわーっ、こうなってるんだぁ』と感嘆もので観た風景は、大人になっても『なるほどね』と楽しむことができる。
余りにもそぐわないラクエル・ウェルチも、当時はサービス精神優先でよかったのだろうと思えば微笑ましい。
ラスト『一人足りないぞ!』と大騒ぎしないのは何故?なども含めて大らかな気持ちで観れば今も楽しめる作品だ。
原題 FANTASTIC VOYAGE
製作国 アメリカ
製作・配給 FOX
監督 リチャード・フライシャー Richard Fleischer
製作 ソウル・デヴィッド Saul David
脚本 ハリー・クライナー Harry Kleiner
撮影 アーネスト・ラズロ Ernest Laszlo
音楽 レナード・ローゼンマン Leonard Rosenman
特殊効果.SFX.VFX L・B・アボット L.B. Abbott
出演 スティーヴン・ボイド Stephen Boyd
出演 ラクエル・ウェルチ Raquel Welch
出演 アーサー・ケネディ Arthur Kennedy
出演 エドモンド・オブライエン Edmond O'Brien
出演 ドナルド・プレザンス Donald Pleasence
出演 アーサー・オコンネル Arthur O'Connell
出演 ウィリアム・レッドフィールド William Redfield
出演 ジェームズ・ブローリン James Brolin