公開日 1990/04/20 118分
死を間近にした老夫婦とその息子、孫によるヒューマン・ドラマ。
とはいえ老夫婦の病状の深刻さと回復の起伏があまりにも急なために、感情移入してついていくことができない。
冒頭から要介護状態の老人の描写。それがヘヴィなだけに、その後の急激な回復にはあっけにとられる。
また妻の心臓発作も「これから二人はどうなるの?」と悲劇を窺わせておきながら、これまたすっかり回復。
アクションはなくても、ジェットコースター的展開は、スピルバーグ印を納得させる。
病気からの回復を描くことが悪いわけではない。
それぞれの心理描写が浅いというわけでもないのだが、ただの「老い」「病気」や「死」をテーマとは一線を画する内容だ。
隠されていた別人格が突然現れて戸惑う家族の姿など、かなり特殊なストーリーとみてよい。
ジャック・レモンの役どころはかなり奇抜といえる。
お涙頂戴ドラマっぽく「いかにも」という音楽も耳に障った。
介護にあたる息子の苦悩などは最後まで遠々と描かれているなど、軸はぶれていないものの、あまりに意外な展開に振り回され、それがまた心地良いとは言えない、残念な作品である。
原題 DAD
製作国 アメリカ
製作・配給 Uni=UIP
監督 ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ Gary David Goldberg
製作 ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ Gary David Goldberg
製作 ジョセフ・スターン Joseph Stern
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg
製作総指揮 フランク・マーシャル Frank Marshall
製作総指揮 キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
原作 ウィリアム・ワートン William Wharton
脚本 ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ Gary David Goldberg
撮影 ジャン・キーサー Jan Kiesser
音楽 ジェームズ・ホーナー James Horner
出演 ジャック・レモン Jack Lemmon
出演 テッド・ダンソン Ted Danson
出演 オリンピア・デュカキス Olympia Dukakis
出演 キャシー・ベイカー Kathy Baker
出演 イーサン・ホーク Ethan Hawke
出演 ケヴィン・スペイシー Kevin Spacey
出演 J・T・ウォルシュ J.T. Walsh