
公開日 1995/04/22 112分
舞台は大自然の激流を下るボートの上。
疾走するボート上で繰り広げられる、メリル・ストリープ主演には珍しいサスペンス・アクション。
行動派の主人公を難なく演じている。
激流を下るラフティングのアクションは、最近のアクション映画でのお決まりの爆破シーンなどはなくても、なかなかに迫力がある。
疾走感を伴いながら、やがて最大の難所に向うシナリオは、列車を舞台にした作品などでよく見られるが、狭いボートという設定が目新しい。
難なく逃げられると思えるところで、逃げられない「縛り」が上手く用意してある。
メリル・ストリープの夫役のデヴィッド・ストラザーンも少し嫌味を見せたりといい感じだし、子役のマッゼロ、やわな悪役ジョン・C・ライリーもいい感じだ。
ストリープに対するケヴィン・ベーコンは善悪こなせる上手さを見せ、演技陣それぞれの存在感が作品を一級のサスペンスに仕立てている。
大自然は美しいが、ちょっと画面が暗いか。
可愛い犬が、いいアクセントになっている。
ジェリー・ゴールドスミスのスコアよりも、再三流れる『THE WATER IS WIDE』が印象的。
原題『THE RIVER WILD』と掛けられている。
原題 THE RIVER WILD
製作国 アメリカ
製作・配給 Uni=UIP
監督 カーティス・ハンソン Curtis Hanson
製作 デヴィッド・フォスター David Foster
製作 ローレンス・ターマン Lawrence Turman
脚本 デニス・オニール Dennis O'Neil
撮影 ロバート・エルスウィット Robert Elswit
音楽 ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
出演 メリル・ストリープ Meryl Streep
出演 ケヴィン・ベーコン Kevin Bacon
出演 デヴィッド・ストラザーン David Strathairn
出演 ジョセフ・マッゼロ Joseph Mazzello
出演 ジョン・C・ライリー John C. Reilly