
公開日 1977/12/17 129分
公開当時に話題の映画で、ロードショーで観たかったが、逃してしまった一作。
当時は続編『カプリコン・2』ができるんだろうとか思ってたものだ。
観ていないにもかかわらず、ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲は憶えている。
それほど、キャッチーで印象深いスコアだ。
今でも疑惑に挙げられるアポロの月着陸を内幕を暴いた形のショッキングな内容で、関与した人間の存在そのものが無くなっているなど、興味深く観ることができる。
今となってはチープ感は否めないものの、組織の追っ手が次々と乗組員に襲いかかるスリリングさ、一人ずつヤラれていく展開は、結構興奮ものである。
リアルタイムで観れば、相当に面白かっただろう。
主人公達の個性もそれぞれ際立っていて、素人スターO・J・シンプソンにとってはベストアクトだろう。
テリー・サヴァラスもチョイ役ながら味わい深い。
良い意味でも悪い意味でもユルい作品の多い70年代にあって、ラストの喝采ものまで描かないなど、無駄を省き引き締めた内容は見事。
政治や社会の裏側を描いたダイナミックな作品として、優秀なサスペンス・アクションである。
原題 CAPRICORN ONE
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 ピーター・ハイアムズ Peter Hyams
製作 ポール・N・ラザルス三世 Paul N. Lazarus III
脚本 ピーター・ハイアムズ Peter Hyams
撮影 ビル・バトラー Bill Butler
音楽 ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
出演 エリオット・グールド Elliott Gould
出演 ジェームズ・ブローリン James Brolin
出演 カレン・ブラック Karen Black
出演 テリー・サヴァラス Telly Savalas
出演 サム・ウォーターストン Sam Waterston
出演 O・J・シンプソン O.J. Simpson
出演 ブレンダ・ヴァッカロ Brenda Vaccaro