
公開日 1971/03/13 112分
この作品の舞台である袋小路は、満潮になると陸路が閉ざされてしまう小島。
夫婦二人きりで暮らすこの孤島に、逃れてきた逃走犯が引き起こすドラマは舞台劇のようだ。
まず設定ありきのドラマであり、密室での犯罪劇、サスペンス・ドラマは近年の『パニック・ルーム』に至るまで、あまた作られてきているが、そのテンポは、時代背景のせいか、何故かのんびり感さえ漂う作品である。
その一つに犯人が極悪非道でないことや先に逃げ出そうとするのが犯人側であることなどが挙げられる。
不思議で微妙な人間関係の背景もあって、設定からイメージされる逃走劇というよりは、それぞれの心理が暴かれれていく展開に重きが置かれている。
フランソワーズ・ドルレアック=カトリーヌ・ドヌーブのお姉ちゃん。
25才の若さで急拙。惜しい女優さんだ。
ジャクリーン・ビセットは、ジャクリーン・ビセットでなくてもいいし、そもそも言われないと分からない。
原題 CUL-DE-SAC
製作国 イギリス
製作・配給 ATG
監督 ロマン・ポランスキー Roman Polanski
脚本 ロマン・ポランスキー Roman Polanski
脚本 ジェラール・ブラッシュ Gerard Brach
撮影 ギルバート・テイラー Gilbert Taylor
音楽 クリストファー・コメダ Christopher Komeda
出演 ドナルド・プレザンス Donald Pleasence
出演 フランソワーズ・ドルレアック Francoise Dorleac
出演 ライオネル・スタンダー Lionel Stander
出演 ジャクリーン・ビセット Jacqueline Bisset
出演 ジャック・マッゴーラン Jack MacGowran