公開日 2006/12/16 110分
暗く渋い作品だ。
アウトロー的な登場人物の抗争劇は、昔の邦画でもあったが、舞台が警察というのがミソ。
実話がベースになっているということもあってか、警察を知り尽くした監督だからか、日本の警察ドラマではなかなかありえないリアリティーだ。
結局、主人公達は警察官でありながらも、ルール、言い換えれば法律、正義に捕らわれていない。
己の信念が全てであって、それこそが本当に価値あるものを守っている。
ルール無用な正義漢といえば『ダーティ・ハリー』が浮かぶが、こちらには価値観を共有するチームが冒頭から描かれている。
美しい時代も、美しい価値観も長くは続かない・・・
黙る男達の悲哀が染みる一作である。
原題 36 QUAI DES ORFEVRES
製作国 フランス
製作・配給 アスミック・エース
監督 オリヴィエ・マルシャル Olivier Marchal
製作 フランク・ショロ Franck Chorot
製作 シリル・コルボー＝ジュスタン Cyril Colbeau-Justin
製作 ジャン＝バティスト・デュポン Jean-Baptiste Dupont
製作総指揮 ユグー・ダルモワ Hugues Darmois
脚本 オリヴィエ・マルシャル Olivier Marchal
脚本 フランク・マンクーゾ Frank Mancuso
脚本 ジュリアン・ラプノー Julien Rappeneau
脚本 ドミニク・ロワゾー Dominique Loiseau
撮影 ドゥニ・ルーダン Denis Rouden
編集 ユグー・ダルモワ Hugues Darmois
音楽 アクセル・ルノワール Axelle Renoir
音楽 エルワン・クルモルヴァン Erwann Kermorvant
出演 ダニエル・オートゥイユ Daniel Auteuil
出演 ジェラール・ドパルデュー Gerard Depardieu
出演 アンドレ・デュソリエ Andre Dussolier
出演 ヴァレリア・ゴリノ Valeria Golino
出演 ロシュディ・ゼム Roschdy Zem
出演 ダニエル・デュヴァル Daniel Duval
出演 ミレーヌ・ドモンジョ Mylene Demongeot
出演 オリヴィエ・マルシャル Olivier Marchal