カンバセーション …盗聴…

店舗イメージ

公開日 1974/11/26  114分


★★★★ 4.0


カンヌ・パルムドール等を受賞している割に日本での評価はイマイチらしい。
何となく解るが。。。

主人公はプロの盗聴屋。
冒頭に盗聴した会話が最初から最後まで意味を持つシンプルな構成で、ショッキングなラストも効果的。
偏執狂的な資質を持ち、盗聴の恐怖に次第に侵されていくハックマンも好演。
だが、謎解きに主体が置かれている訳でもなく、スパイ的サスペンスを追っている訳でもなく、次第に崩壊していくハックマンの心理を追っているため、観客をノセる展開を期待すると裏切られる。
この辺りの期待と内容のギャップが評価の辛い要因なのだろう。
今となっては盗聴のメカや技術も骨董化してるし・・・。
ハリソン・フォード、若い!ロバート・デュヴァル、恐い!(死体が)
『ゴッドファーザー』と対称的なコッポラの演出、『ゴッドファーザー』風を期待すると辛い、辛い作品である。

原題  THE CONVERSATION

製作国 アメリカ
製作・配給 CIC

監督 フランシス・フォード・コッポラ Francis Ford Coppola
製作 フレッド・ルース Fred Roos
製作総指揮 モナ・スカジャー Mona Skager
脚本 フランシス・フォード・コッポラ Francis Ford Coppola
撮影 ビル・バトラー Bill Butler
音楽 デヴィッド・シャイア David Shire

出演 ジーン・ハックマン Gene Hackman
出演 ジョン・カザール John Cazale
出演 アレン・ガーフィールド Allen Garfield
出演 ハリソン・フォード Harrison Ford
出演 テリー・ガー Teri Garr
出演 ロバート・デュバル Robert Duvall
出演 フレデリック・フォレスト Frederic Forrest
出演 シンディ・ウィリアムズ Cindy Williams