ジャック・サマースビー

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公開日 1993/06/12  113分


★★★★★★ 6.0


戦地から戻った夫が、まるで別人になっていた。
はたして本人なのか別人なのか・・・。
妻ならすぐに分かるだろー!の突っ込みは、夫婦とはいえ厳粛な時代や帰還兵というファクターでエクスキューズしているものの相当キビシイ。
とはいうものの予告編とは違い、本編ではこの部分を「掴み」に限定して、更なる展開へと進めていく。
別人化が「良い人」になっているというのも本作の特徴的なところだ。
物語の展開は、予想外の結末(どんでん返しという意味ではない)へと進むが相当にヘヴィだ。
この後味の苦さが作品の評価を落としているのかもしれないが、ありがちな導入の割には見応えのある作品と言える。
演出はサスペンスの薄さを十分にカバーし、心理的葛藤を色濃く反映させている。
作品全体を引き締めるジョディ・フォスターの上手さはともかく、リチャード・ギアの演技では数少ない充実作だ。

原題  SOMMERSBY

製作国 アメリカ
製作・配給 Warner Bros. Entertainment, Inc.

監督 ジョン・アミエル Jon Amiel
製作 アーノン・ミルチャン Arnon Milchan
製作 スティーヴン・ルーサー Steven Reuther
製作総指揮 リチャード・ギア Richard Gere
製作総指揮 マギー・ワイルド Maggie Wilde
原案 ニコラス・メイヤー Nicholas Meyer
原案 アンソニー・シェイファー Anthony Shaffer
脚本 ニコラス・メイヤー Nicholas Meyer
脚本 サラ・ケルノチャン Sarah Kernochan
撮影 フィリップ・ルースロ Philippe Rousselot
音楽 ダニー・エルフマン Danny Elfman

出演 リチャード・ギア Richard Gere
出演 ジョディ・フォスター Jodie Foster
出演 ビル・プルマン Bill Pullman
出演 ジェームズ・アール・ジョーンズ James Earl Jones
出演 ラニー・フラハーティ Lanny Flaherty