公開日 2006/04/29 93分
ジョージ・クルーニーによる硬派な作品。
比較的短時間に引き締められた内容なのだが、モノクロの画面は概して暗く、動きが少ないために眠くなってしまい、日を改めて最初から観たという作品だ。
1950年代アメリカのいわゆる「アカ狩り」に立ち向かったＴＶキャスター、エド・マローを中心に舞台をスタジオに絞って、時代背景から個人の思惑までを描いていく、この俳優監督の手腕はなかなかたいしたものだ。
『GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK』は、このエド・マローの番組を締めくくる決め文句。
イラク戦争後、自由な発言がし難くなった現代のアメリカを「アカ狩り」時代のエド・マローになぞらえて、戦力でなく知力で戦うこと、真の愛国者のとるべき行動と自由のために戦う勇気を強く訴えた作品である。
空気のように感じられる「自由」だが、権力者によって失われた時に、それを再び勝ち取ることの難しさを改めて知らされる。
当時のモノクロ映像をイメージさせるためのモノクロの映像はシャープで観易い。
しかし、昔のＴＶマンって、煙草のスポンサーの影響があるとはいえ、吸い過ぎ・・・。
原題 GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK
製作国 アメリカ
配給 東北新社
監督 ジョージ・クルーニー George Clooney
製作 グラント・ヘスロヴ Grant Heslov
製作総指揮 マーク・バタン Marc Butan
製作総指揮 ベン・コスグローヴ Ben Cosgrove
製作総指揮 マーク・キューバン Mark Cuban
製作総指揮 ジェニファー・フォックス Jennifer Fox
製作総指揮 ジェフ・スコール Jeff Skoll
製作総指揮 スティーヴン・ソダーバーグ Steven Soderbergh
製作総指揮 トッド・ワグナー Todd Wagner
製作総指揮 クリス・サルヴァテッラ Chris Salvaterra
脚本 ジョージ・クルーニー George Clooney
脚本 グラント・ヘスロヴ Grant Heslov
撮影 ロバート・エルスウィット Robert Elswit
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ジェームズ・ビゼル James Bissell
衣装デザイン ルイーズ・フログリー Louise Frogley
編集 スティーヴン・ミリオン Stephen Mirrione
出演 デヴィッド・ストラザーン David Strathairn
出演 ジョージ・クルーニー George Clooney
出演 ロバート・ダウニー・Ｊｒ Robert Downey Jr.
出演 パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson
出演 レイ・ワイズ Ray Wise
出演 フランク・ランジェラ Frank Langella
出演 ジェフ・ダニエルズ Jeff Daniels
出演 トーマス・マッカーシー Thomas McCarthy
出演 ロバート・ジョン・バーク Robert John Burke