公開日 2002/04/27 116分
カラーフィルムで撮影したのち、モノクロフィルムに焼き付けるという手法をとったモノクロ作品。
今ではモノクロ・フィルムがないので、確か『レイジング・ブル』も同様の手法で作られたと思う。
コーエン兄弟による犯罪劇は、ビリー・ボブ・ソーントンによる独白という形で話が進められる。
主人公の強烈なシニカルさと突き放した視線には、ハマる人も多いだろう。
いわゆる〝シブい〟と思われる作品だろうし。
宇宙人のエピソードなど笑える話を大真面目にする可笑しさや個性的な描写は、コーエン兄弟ならではである。
ノロいテンポ、少ない台詞で進めらるストーリー、少ない音楽などで、決してノリノリになる作品ではない（私は眠くなった）。
モノクロ、世間を倦んで見ている無口でヘビースモーカーで二枚目な理髪師の犯罪劇を、シブいと思う人はどうぞ。
原題 THE MAN WHO WASN'T THERE
製作国 アメリカ
製作・配給 アスミック・エース
監督 ジョエル・コーエン Joel Coen
監督 イーサン・コーエン Ethan Coen
製作 イーサン・コーエン Ethan Coen
製作総指揮 ティム・ビーヴァン Tim Bevan
製作総指揮 エリック・フェルナー Eric Fellner
脚本 ジョエル・コーエン Joel Coen
脚本 イーサン・コーエン Ethan Coen
撮影 ロジャー・ディーキンス Roger Deakins
音楽 カーター・バーウェル Carter Burwell
音楽 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
音楽 ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig Van Beethoven
出演 ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton
出演 フランシス・マクドーマンド Frances McDormand
出演 ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini
出演 アダム・アレクシ＝モール Adam Alexi-Malle
出演 マイケル・バダルコ Michael Badalucco
出演 キャサリン・ボロウィッツ Katherine Borowitz
出演 リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins
出演 スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson
出演 ジョン・ポリト Jon Polito
出演 トニー・シャルーブ Tony Shalhoub