フレンチ・コネクション

店舗イメージ

公開日 1972/02/26  105分


★★★★★★★ 7.0


男臭い映画だ。男臭いと言っても、スタイリッシュやダンディという言葉とは程遠い、悪党に一心不乱に挑む男の執念の匂いだ。
ジーン・ハックマンとロイ・シャイダーの張り込みや尾行の雰囲気。
電車を車で追うシーンや車を分解して行くシーンは名場面といえるだろう。
ウィリアム・フリードキンの演出は見事な冴えを見せており、キャバレーでの愉快なシーンから、突如怪しい者への注視に変わる場面を始めとして、展開の面白さが際立っている。
また、心理や行動の背景説明などを省いたハードボイルド・タッチもよい。オスカーも納得か。

犯人に噛みついたら放さないブルドッグのような印象のハックマンの演技も素晴らしい。
犯人に向かって「おいでおいで」をするシーンがいい。
ラストについては賛否分かれるだろうが、十人が十人、理解を示すものでないのは、かえって好感が持てる。

原題  THE FRENCH CONNECTION

製作国 アメリカ
製作・配給 FOX

監督 ウィリアム・フリードキン William Friedkin
製作 フィリップ・ダントニ Philip D'Antoni
原作 ロビン・ムーア Robin Moore
脚本 アーネスト・タイディマン Ernest Tidyman
撮影 オーウェン・ロイズマン Owen Roizman
編集 ジェラルド・B・グリーンバーグ Gerald B. Greenberg
音楽 ドン・エリス Don Ellis

出演 ジーン・ハックマン Gene Hackman
出演 ロイ・シャイダー Roy Scheider
出演 フェルナンド・レイ Fernando Rey
出演 トニー・ロー・ビアンコ Tony Lo Bianco
出演 マルセル・ボズフィ Marcel Bozzuffi
出演 フレデリック・ド・パスカル Frdric de Pasquale
出演 エディ・イーガン Eddie Egan
出演 ソニー・グロッソ Sonny Grosso