
公開日 1970/09/26 103分
私にとっては、ばんばひろふみ(松任谷由美)の『いちご白書をもう一度』で作品名だけが先に印象づけられた作品である。
この一風変わったタイトルは、作品内で大学教授が語ったという、 「学生の意見など、いちごの好き嫌い程度の意味しかない」との発言が元になっており、大学当局への皮肉が込められている。
内容はというと、大学紛争下の青春物語といったところであるが、大学紛争中の構内に興味のある方でなければ、特に面白いといった内容ではない。
青春時代の〝だらだら感〟や曖昧な感情は、よく映し出されているが、紛争への一途さ、ひた向きさ、情熱などといったものは薄い。
体制側に反抗した学園を描いたものでは、『タップス』の方が刺激的であり、青春ものとしても面白い。
原題 THE STRAWBERRY STATEMENT
製作国 アメリカ
製作・配給 MGM
監督 スチュアート・ハグマン Stuart Hagmann
製作 アーウィン・ウィンクラー Irwin Winkler
製作 ロバート・チャートフ Robert Chartoff
原作 ジェームズ・クーネン James Kunen
脚本 イスラエル・ホロヴィッツ Israel Horovitz
撮影 ラルフ・ウールジー Ralph Woolsey
音楽 イアン・フリーベアーン=スミス Ian Freebairn-Smith
主題歌 バフィ・セント=マリー Buffy Sainte-Marie
出演 ブルース・デイヴィソン Bruce Davison
出演 キム・ダービー Kim Darby
出演 ボブ・バラバン Bob Balaban
出演 ジェームズ・クーネン James Kunen
出演 バッド・コート Bud Cort