
公開日 2004/12/11 137分
前半、幼い双子の姉妹が引き裂かれ、戦争の中でまったく異なった環境に育てられ成長していく過程の、対比の利いた「こうも違ってしまうのか」と思わせる描写が素晴らしい。
それに比べて後半は、だんだんとメリハリが失せていく。
前半が良くて、後半がダレていく映画は辛い。
前半がバタバタしていても、後半がしっかりしていれば、そこそこ観られるものだ。
そんな異なる双子の決着は、余りに予定調和である。
「メデタシ、メデタシ」と見る向きもあるのだろうが。
結局のところ、姉妹っていうのは…という平和時の鉄則みたいなものを、戦時下ではどのような試されるのか?の掘り下げが甘い。
画像は綺麗なんだから、ストーリーの詰めの甘さが惜しまれる作品である。
原題 DE TWEELING
製作国 オランダ
製作国 ルクセンブルグ
製作 IDVTフィルム
製作 サムサ・フィルム
配給 ファインフィルムズ
配給 ギャガ
監督 ベン・ソムボハールト Ben Sombogaart
原作 テッサ・デ・ロー Tessa De Loo
脚本 マリーク・ファン・デル・ポル Marieke Van Del Pol
撮影 ピオトル・ククラ Piotr Kukla
編集 ヘルマン・P・クールツ Herman P. Koerts
音楽 フォンス・メルキース Fons Merkies
出演 テクラ・ルーテン Thekla Reuten
出演 ナディヤ・ウール Nadja Uhl
出演 エレン・フォーヘル Ellen Vogel
出演 フドゥルン・オクラス Gudrun Okras
出演 ユリア・コープマンス Julia Koopmans
出演 シーナ・リッヒャルト Sina Richardt
出演 ユルン・スピッツエンベルハー Jeroen Spitzenberger
出演 ローマン・クニッツカ Roman Knizka