ANORA アノーラ

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公開日 2025/2/28  139分


★★★★★★ 6.0


リッチマンとストリップダンサーの恋という設定は、『プリティ・ウーマン』を彷彿させられる世代の私にしても、あれから35年、さすがに世情の変化点は多い。
リッチマンといっても本作ではロシアの大富豪の息子。
ひたすら遊ぶしか能がないドラ息子である。
ラスベガスで後先もなく勢いで結婚する顛末は、イメージビデオのごとくも織り交ぜつつ、巧みに描かれていることもあって、分かっていても寓話としては面白い。
その後の、彼氏の家の騒動は本コメディのピークともいえる面白さでもある。

現在のアメリカの栄華や性産業の実態を背景に描かれているとしても、オスカー受賞作としては「?」が付く。
ただ、あてもなく彼氏を探すロードムービータッチあたりから、当初の予想通りの展開に、テンションは盛り下がっていく。
多くの観客が感情移入できるのは彼女側なのだが予想通りの展開には冷めてしまうのだ。

アメリカ国民は、この作品のどこを高評価したのだろうか。
純愛映画?夢を描いたファンタジー?
アノーラ=マイキー・マディソンは確かに魅力的。
彼女ありきで成立したといっても過言ではない。
寒いニューヨークはともかく、降り出した雪は何のためか訝っていたら、ラストの社内を覆い隠すためなのかと妙に納得。

原題  ANORA 

製作国 アメリカ
製作 Cre Film
製作 FilmNation Entertainment
配給 ビターズ・エンド
配給 ユニヴァーサル映画

監督 ショーン・ベイカー Sean Baker
脚本 ショーン・ベイカー Sean Baker
撮影 ドリュー・ダニエルズ Drew Daniels
衣装デザイン ジョセリン・ピアース Jocelyn Pierce
編集 ショーン・ベイカー Sean Baker
音楽 ジョセフ・カパルボ Joseph Capalbo

出演 マイキー・マディソン Mikey Madison
出演 マーク・エイデルシュテイン Mark Eidelshtein
出演 ユーリー・ボリソフ Yuriy Borisov
出演 カレン・カラグリアン Karren Karagulian
出演 ヴァチェ・トヴマシアン Vache Tovmasyan
出演 アレクセイ・セレブリャーコフ Aleksey Serebryakov