公開日 2004/3/27 81分
★★★★★★ 6.0
予備知識なしで鑑賞。
以下はネタバレを含みます。
監督・脚本は輝かしいキャリアとは程遠いとまで感じた『パラノイドパーク』が面白くなかったので、ずっと敬遠していた。
学校内を行ったり来たり、時制も行ったり来たりするカメラ。
視点が定まらない群像劇と観ていたところが、突然、迷彩服の学生2人が「建物に入るな」と言ったところで物語を察した。
銃を乱射するんだ…と。
そこから以降は、どこでいきなり勃発するのかの怖さで、台詞が頭に入ってこなくなった。
これは構成としては成功なんだろうか、と疑問だ。
前半に描かれる複数の生徒の殆どが巻き込まれるのだが、すべてではない。
そこを分け隔てる理由も観客には解からない。犯行に及んだ生徒が虐めの被害に遭っていたのは判るが、その深層心理を描こうとしているわけではない。仲間を撃つ心理には尚更食い込んでいない。
ただ、明らかなのは、多感な世代であること。強力な銃器が簡単に手に入ること。
タイトルは「群盲象を評す」という諺よりも、「部屋の中の象(Elephant in the room)」という諺「 誰の目にも明らかな大きな問題があるのに、誰もが触れようとしない状況を表す英語の慣用句」が由来だと思う。
事件をあらゆる切り口で追及することは正しいとは思うが、結局、確たる原因は掴めない。
ならば、起こり得ない対策(銃規制、虐め対策)が必要なのは明らかなのに。
原題 ELEPHANT
製作国 アメリカ
製作 HBO Films
製作 Fine Line Features
配給 東京テアトル
配給 エレファントピクチャーズ
監督 ガス・ヴァン・サント Gus Van Sant
エグゼクティブプロデューサー ダイアン・キートン Diane Keaton
脚本 ガス・ヴァン・サント Gus Van Sant
撮影 ハリス・サヴィデス Harris Savides
編集 ガス・ヴァン・サント Gus Van Sant
出演 アレックス・フロスト Alex Frost
出演 エリック・デューレン Eric Deulen
出演 ジョン・ロビンソン John Robinson
出演 イライアス・マッコネル Elias McConnell
出演 ジョーダン・テイラー Jordan Taylor
出演 キャリー・フィンクリー Carrie Finklea