公開日 2024/06/21 133分
★★★★★★★ 7.0
ホールドオーバーズ＝ 残留者、留任、残っている人。
寄宿制の名門高校のクリスマス休暇に残らざるを得なくなった教師、生徒、料理長の日々をコメディタッチも豊かに描かれる。
教師と生徒はそれぞれ周囲から疎んじられている身で、料理長は息子を亡くしたばかり。
舞台は学園内で終始すると思っていたところ、途中からロードムービーに転じる、アレクサンダー・ペイン監督。
時代背景は1970年。
この頃は優れたロードムービーが数多あったものだ。
この時代背景と歴史の教師という設定、歴史は繰り返すという台詞。
無理も、押し付けがましさもない流れの上手さ。
アメリカの良心とも思える、こんな雰囲気の映画が好きだ。
そう、現在はこの時代よりも遥かにホールドオーバーズに厳しい時代なのだろう。
そこがこの時代設定の意味のように思える。
ラストはハッピーエンドだと思う。
望んだといいながらも囚われていた学園を離れ、そのきっかけは教師の本懐でもある。
料理長のプレゼント(無地のノート)は象徴的だ。
ホールドオーバーズそれぞれの今後は魅力的に感じる。
原題 THE HOLDOVERS
製作国 アメリカ
製作 Miramax
製作 CAA Media Finance
製作 Gran Via Productions
配給 ビターズ・エンド
配給 ユニヴァーサル
監督 アレクサンダー・ペイン Alexander Payne
製作 マーク・ジョンソン Mark Johnson
製作 ビル・ブロック Bill Block
製作総指揮 アンドリュー・ゴロヴ Andrew Golov
製作総指揮 トム・ザドラ Thom Zadra
脚本 デヴィッド・ヘミングソン David Hemingson
撮影 アイジル・ブリルド Eigil Bryld
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ライアン・ウォーレン・スミス Ryan Warren Smith
衣装デザイン ウェンディ・チャック Wendy Chuck
編集 ケヴィン・テント Kevin Tent
音楽 マーク・オートン Mark Orton
出演 ポール・ジアマッティ Paul Giamatti
出演 ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ Da'Vine Joy Randolph
出演 ドミニク・セッサ Dominic Sessa
出演 キャリー・プレストン Carrie Preston
出演 ブレイディ・ヘプナー Brady Hepner
出演 テイト・ドノヴァン Tate Donovan