
公開日 2024/12/13 110分
★★★★★★ 6.0
ブラムハウス製作のサスペンスにホラーとバイオレンスのスパイスを効かせた一篇。
デンマークとオランダ合作『胸騒ぎ』:原題『Speak No Evil』のハリウッド・リメイク。オリジナルは未見。
まあ、異常者ベースのサスペンスなんだから、なんでもできるし、如何に見せるかがポイントになる作品だ。
私は暗闇や、背後からドンッって出てくる怖さが苦手で、これらはビックリさせているだけで、怖さとは別物と思っているのだが、その手の演出がないのは好感が持てる。
訪問家の子供が話せない理由など幾らでもエグくはできるのだが、ドロドロしたグロテスクさもないので、ゾクゾクする怖さを楽しむ正統派作品と言えるかもしれない。
異常者を演じるのは、ジェームズ・マカヴォイ。その妻役のアシュリン・フランチオージ共々いい感じに怖い。
その家族を訪れるスクート・マクネイリー、マッケンジー・デイヴィス、アリックス・ウェスト・レフラーの家族にも、容易く脱出できないイライラが募る適度な足枷が用意されていて、正統派感を醸している。
ざわざわとする怖さや、細部にまで周到に配置された仕掛けなど、カッチリと作られたサスペンス劇だけに、弾けたところはなく若者受けはしないと思う。
演者の地味さも同様だ。
大手のサブスクメーカーでも十分に製作可能な小品のイメージは拭えないが悪くはないよ。
原題 SPEAK NO EVIL
製作国 アメリカ
製作 Universal Pictures
製作 Blumhouse Productions
製作 Croatian Film Association
配給 東宝東和
監督 ジェームズ・ワトキンス James Watkins
製作 ジェイソン・ブラム Jason Blum
製作 ポール・リッチー Paul Ritchie
製作総指揮 ベアトリス・セケイラ Beatriz Sequeira
製作総指揮 ヤコブ・ヤレク Jacob Jarek
原作脚本 クリスチャン・タフドルップ Christian Tafdrup
原作脚本 マッズ・タフドルップ Mads Tafdrup
脚本 ジェームズ・ワトキンス James Watkins
撮影 ティム・モーリス=ジョーンズ Tim Maurice-Jones
美術 アダム・デイヴィッド・グラント Adam David Grant
編集 ジョン・ハリス Jon Harris
音楽 ダニー・ベンジー Danny Bensi
音楽 ソーンダー・ジュリアーンズ Saunder Jurriaans
出演 ジェームズ・マカヴォイ James McAvoy
出演 マッケンジー・デイヴィス Mackenzie Davis
出演 アシュリン・フランチオージ Aisling Franciosi
出演 アリックス・ウェスト・レフラー Alix West Lefler
出演 ダン・ハフ Dan Hough
出演 スクート・マクネイリー Scoot McNairy
出演 クリスティアン・フリーデル Christian Friedel
出演 サンドラ・ヒューラー Sandra Huller
出演 ラルフ・ハーフォース Ralph Herforth