プロミシング・ヤング・ウーマン

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公開日 2021/07/09  113分


★★★★★★ 6.0


アメリカで若い女性の復讐劇を成立させるのに、いまだにこのような題材が通用するどころか、賛同を得られるところに、アメリカの男社会の根深さ、罪深さを見る。

勿論、日本でも男社会は同様で、アメリカとは違う、アメリカよりもマシなどと思うようでは言語道断だ。

タイトル『プロミシング・ヤング・ウーマン』とは、医学生として前途有望だった主人公のことでもあるが、かつて2016年にスタンフォード大で起こったレイプ事件にて被告であるエリート水泳選手を「前途有望な若者(プロミシング・ヤング・マン」として有利に働いたことなど、アメリカでは慣用句的な言い回しを皮肉ったものらしい。

未来を無くした被害者に対して、加害者の未来(更生)を考慮する裁判の流れと男社会の醜さが物語の背景だ。

物語は予想とは異なる展開を見せて決着する。主人公にも決して甘くない結末は、この女性監督/脚本ならではの表現だ。
やっぱり多様性って必要だよなと思う。

原題  PROMISING YOUNG WOMAN 

製作国 イギリス
製作国 アメリカ
製作 LuckyChap Entertainment
製作 FilmNation Entertainment
製作 Focus Features
配給 パルコ

監督 エメラルド・フェネル Emerald Fennell
製作 マーゴット・ロビー Margot Robbie
製作総指揮 キャリー・マリガン Carey Mulligan
脚本 エメラルド・フェネル Emerald Fennell
撮影 ベンジャミン・クラークン Benjamin Kracun
美術 マイケル・ペリー Michael Perry
衣装デザイン ナンシー・スタイナー Nancy Steiner
編集 フレデリック・トラヴァル Frederic Thoraval
音楽 アンソニー・ウィリス Anthony Willis

出演 キャリー・マリガン Carey Mulligan
出演 ボー・バーナム Bo Burnham
出演 ラヴァーン・コックス Laverne Cox
出演 アリソン・ブリー Alison Brie
出演 クランシー・ブラウン Clancy Brown
出演 ジェニファー・クーリッジ Jennifer Coolidge
出演 コニー・ブリットン Connie Britton