公開日 2020/02/21 147分
双子の姉妹を亡くした傷心の主人公が、恋人の友人に誘われたスウェーデンの山中のコミューンで行われる夏至（ミッドサマー）祭。
到着早々からいかにも怪しいコミューンなのだが、誘った友人の出身地であることや、何よりも白夜で一日中明るいことが警戒心を削ぐという設定だ。
カルト集団の恐怖を描いた映画は枚挙に暇がなく、本作もその範疇であり、突っ込みどころは満載だ。
だが、日本でも実際にカルト集団によるおぞましい犯罪があったことを思えば、現実はこのように危険を危険と感じないのかもしれない。
まさかありえないよね、と。
おじいちゃんが飛び降りるシーンなどグロいこと極まりない。
白夜を背景とした白っぽい画面の中の鮮血は尚更だ。
ホラーといえば暗闇が定番だが、明るく白い画面が本作の特徴でもある。
怖いのは身内の心が変わってしまうこと。
マインドコントロールされていく過程が怖い、怖い。
数々の儀式も怖い、怖い。
特に日本人の価値観、宗教観では「憑りつかれ」よりも、考えや価値観といった「心が変わる」方がリアルで怖いだろう。
評判がよかったようなので、観てみたが、元来ホラー嫌いの私なので、やっぱり気持ち悪い。
原題 MIDSOMMAR
製作国 アメリカ
製作国 スウェーデン
製作 A24
製作 B-Reel Films
製作 Nordisk Film
監督 アリ・アスター Ari Aster
脚本 アリ・アスター Ari Aster
撮影 パヴェウ・ポゴジェルスキ Pawel Pogorzelski
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ヘンリク・スヴェンソン Henrik Svensson
衣装デザイン アンドレア・フレッシュ Andrea Flesch
編集 ルシアン・ジョンストン Lucian Johnston
音楽 ボビー・クルリック Bobby Krlic
出演 フローレンス・ピュー Florence Pugh
出演 ジャック・レイナー Jack Reynor
出演 ウィル・ポールター Will Poulter
出演 ウィリアム・ジャクソン・ハーパー William Jackson Harper
出演 ヴィルヘルム・ブロムグレン Vilhelm Blomgren
出演 アーチー・マデクウィ Archie Madekwe
出演 ビョルン・アンドレセン Bjorn Andresen