公開日 2018/09/21 111分
新日本プロレスの宣伝映画の範疇は脱していない。
要は、ヒールも立派なレスラーだ。
ピークを過ぎたレスラーにも役割がある。
プロレスラーは熱い。といったところで、すべてが予想の範囲内。
「プロレスは生き様なんです」という熱い台詞もあるが、そのレスラーの苦悩は主人公のみが表現し、しかも最大限に平板だ。
主人公の妻は単なる理解者であって、幼い子供はプロレスの仕組みさえ理解していない。
このプロレスの仕組みを知らしめることが目的だとしたら、幼稚な作品と言わざるをえないだろう。
プロレス・ファンを演じる仲里依紗が気を吐くが、負けて初めて、勝てなかったことへの理解を示すという１ファンだ。
街の小さなプロレス団体という設定にも関わらずＴＶ放送があるのは、「スポーツ映画あるある」だ。
俳優がレスラーを演じるのとは違い、リアリティは本物だし、肉体は美しいが、ＴＶで新日本プロレスをたまに観る私にとって、「意外としっかり作られている」という評価を期待したのだが、残念な作品となってしまった。
原題 パパはわるものチャンピオン
製作国 日本
製作 アミューズピクチャーズ
製作 博報堂DYミュージック＆ピクチャーズ
製作 テレビ朝日
製作 新日本プロレスリング
製作 ブシロード
配給 ショウゲート
監督 藤村享平 Fujimura Kyohei
原作 板橋雅弘 Itabashi Masahiro
原作 吉田尚令 Yoshida Hisanori
脚本 藤村享平 Fujimura Kyohei
撮影 山崎裕典 Yamazaki Hironori
音楽 渡邊崇 Watanabe Takashi
主題歌 高橋優 Takahashi Yu
出演 棚橋弘至 Tanahashi Hiroshi
出演 木村佳乃 Kimura Yoshino
出演 寺田心 Terada Kokoro
出演 仲里依紗 Naka Riisa
出演 オカダ・カズチカ Okada Kazuchika
出演 田口隆祐 Taguchi Ryusuke
出演 真壁刀義 Makabe Tougi
出演 内藤哲也 Naito Tetsuya
出演 大泉洋 Ohizumi You
出演 大谷亮平 Otani Ryohei
出演 寺脇康文 Tarawaki Yasufumi