
公開日 2016/02/05 142分
子供の頃には"不朽の名作"の代名詞とされた作品。
「リバイバル」という言葉さえ死語に近いが、それはそれは、何度もリバイバルされ、テレビ放映されてきた作品である。
にも関わらず、私にとっては、公開から半世紀以上を経た今、初めての鑑賞になる。
その上映時間の長さや、投じられた物量からの大作などの "重さ" から、敬遠し続けてきたのだが、インフルエンザに因る軟禁状態から機会を得てしまったのだ。
まず、想像していたようなステレオタイプの作品ではなかった。
だが主人公スカーレット・オハラは、物語の時代背景のみならず、公開時でさえ、かなりユニークな性格なんだろうなと思う。
このたくましい女性像が受けたのは、大いに理解できる。
勿論、それを表現したヴィヴィアン・リーも称賛されるべきなのだが。
故郷(南部)への郷愁が強く描かれるが、この辺りは今とは比べるべくもないほど遥かに強烈な感覚なのだろう。
つまりは、今となっては共感を呼び難いイメージ、古臭い感覚になりつつあると思える。
そして、今なお名作と謳われる作品であるが、昨今では「奴隷制度を正当化する白人至上主義映画」との批判もあることは覚えておきたい。
原題 GONE WITH THE WIND
製作国 アメリカ
製作 Metro-Goldwyn-Mayer
配給 MGM日本支社
監督 ヴィクター・フレミング Victor Fleming
製作 デヴィッド・O・セルズニック David O. Selznick
脚本 シドニー・ハワード Sidney Howard
撮影 アーネスト・ホーラー Ernest Haller
撮影 レイ・レナハン Ray Rennahan
編集 ハル・C・カーン Hal C. Kern
音楽 マックス・スタイナー Max Steiner
出演 ヴィヴィアン・リー Vivien Leigh
出演 クラーク・ゲイブル Clark Gable
出演 レスリー・ハワード Leslie Howard
出演 オリヴィア・デ・ハヴィランド Olivia De Havilland
出演 トーマス・ミッチェル Thomas Mitchell
出演 バーバラ・オニール Barbara O'Neil
出演 ハティ・マクダニエル Hattie McDaniel
出演 ジェーン・ダーウェル Jane Darwell
出演 ウォード・ボンド Ward Bond